副業よりも複業

副業というのは、あくまでもサイドビジネスであって、本業とは別に行うという意味合いが強い。この場合、本業というのはもちろん自分が所属している会社の仕事だ。

しかしながら、サブ的仕事というニュアンスではなく、本業と同じレベル感で取り組む副業のことを「複業」と呼んでいるようだ(複業とは第二の本業)。この考え方によれは、自分にとってその仕事がどの位置付けであったとしても、顧客からすればしっかりとやってほしいということを当然に求めるわけであるから、顧客目線で見ればすべてを本業と同レベルに求められるのは当たり前である。

その結果、サブ的な仕事という考えは適切ではなく、複数の本業を持つという考え方が求められてくる。それが、複業ということ考え方であり、複数の本業を持つという意味でもあるという。

これからは複数の仕事をこなしていくことがトレンドになる可能性がある。それも、一つの本業はいわゆる会社員として組織に属することが前提となり、もう一つは自分自身がやりたいことを仕事にするということである。

インターネットの登場によって自分の好きなことややりたいこと、夢を現実に近づけてビジネスにすることが容易になってきた。これからは、ますます副業(複業)が広がっていくのは間違いなさそうである。